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代表者が答える、ビアントQ&A
株式会社ビアント 代表取締役 中野 明|プロメイク開発実績20年によって培われた技術力で、メイクアップ化粧品開発の“駆け込み寺”として化粧品発売元を支える。

舞台、映画、TVの現場へのメイクアップ化粧品を提供し続けて20年。
プロの要望に応えられる化粧品開発技術を持つ株式会社ビアント。
代表である中野が、ビアントの特徴についてお答えします。


Point1 圧倒的な色数による色表現力。非日常の状況で求められる高い機能性。舞台や映画のプロメイクで培った“自由自在なメイクアップ化粧品の開発力”
Q1,ビアントの強みはどんなところですか?

(中野)ビアントの強みを一言で表現すると“技術力”です。
当社にはグループ会社に「舞台屋」というプロメイクブランドがあります。
その名の通り、映画・演劇・TV等プロ仕様の化粧品を製造販売しており、
高い機能性と発色の良さが求められるプロメイクの世界で20年以上培った技術を、
OEM化粧品開発にも存分に活かしています。


Q2,プロに求められる機能性と発色の良さに応えられる技術とは?

(中野)まず、プロが求める発色の良さを実現するためには色数の多さが必要です。
舞台や映画ではあらゆる場面をメイクで表現する必要があるからです。
当社は5,000色以上の色数を持っており、あらゆる色、細かい色調を表現できる技術が蓄積されています。
プロメイクで培ったどんな色でも表現できる技術が、発売元さんがメイクアップ商品に求める色を具現化できる当社の強みだと言えます。
わかりやすくするために極端に表現すると、10色しか色数を持たないOEMメーカーと、5,000色の色数を持つ当社では、表現できる色のレンジ幅が異なるのです。
10色と5,000色がそれぞれグラデーションになっているのですが、それが細かい5,000色の方がより微妙な色調を表現できるのはお分かりいただけると思います。

次に、プロが求める機能性の高さについて例を用いて表現します。
舞台メイクなどでは、高いウォータープルーフの技術が求められます。
具体的には、汗をかいても水に入っても色が落ちないことが求められます。
さらに言うと、汗を拭きとっても色が落ちないことが求められるのです。
この技術は当社でOEM開発している「色が落ちないリップ」に応用されています。
また、近年高画質化が進んでいる映画やTVで使われるメイクには、カバー力はあるが同時に透明感もある、
という通常相反する高度な技術が要求されます。
映像の進化に対応したメイクアップ化粧品開発技術が求められるのです。
このように当社は、プロメイクの業界に業務用商品を提供することで、一般では求められることがない開発技術を培ってきました。
わかりやすく例えると、最高峰レースF1で開発された技術を、
一般の乗用車に応用するのと同じようなことを行なっているとご理解いただければと思います。
これは、何もプロメイクの分野に限ったことではなく、スキンケアでもエステサロンで使う業務用商品を開発しておりますし、
ヘアケアにおいても美容室の業務用商品を製造していますので、メイク、スキンケア、ヘアケアのいずれの分野でも“プロ”が求める開発技術を備えていると言えます。

Point2 メイクアップ、スキンケア、ヘアケア。3分野の開発技術が他社にない技術を構成。
(中野)先ほど申し上げた、スキンケア、メイクアップ、それからヘアケアの3つの分野の開発を当社が1社で行なっており、
それぞれの分野でプロが求める開発技術を備えていることは、別の意味でも当社の強みとして機能しています。

まず、メイクアップ化粧品の開発、製造しか行なっていないOEMメーカーの場合、
スキンケアで使用する原料の多くを保有していない可能性があります。
例えば、ヒアルロン酸を配合した美容効果のあるリキッドファンデーションを開発したいというお客様のご要望に対して
、OEMメーカーにヒアルロン酸の取り扱いがなければ、お客様が必要量以上に購入しなければならなくなりかねません。

その点当社は、スキンケア化粧品の製造も行なっているため、
おおよそ一般に必要とされる原料は保有しておりますので、
そのようなご不便をおかけすることはないでしょう。
また当社では、元々スキンケア化粧品をラインでお持ちの発売元さんが新しくメイクアップ化粧品を商品化される場合、
スキンケアと同様のコンセプトでメイクアップ化粧品を開発することが可能です。
具体的には、スキンケアラインのコンセプト成分をメイクアップ化粧品にも配合することで、
ブランドのアイテムラインナップにおいてスキンケアとメイクアップのつながりを持たせるなど、
メイクアップ化粧品単体での開発ではなくスキンケアを考慮した商品開発を心がけています。


Q3,メイクアップとスキンケアの両方を開発している事で、技術を融合した商品の開発例などはありますか?

(中野)もちろん、それぞれの分野の開発技術を融合して新しい技術を生むこともあります。
例えば、当社が開発した“白髪隠し”を例にお話しします。
これはカーボンブラックという粉体原料を髪の毛に付けてコーティングする商品です。
粉体をコーティングするというメイクアップ化粧品、とりわけファンデーションの開発技術を頭髪向け商品に応用した例です。
当社が、メイクアップ化粧品とヘアケア化粧品の両方を開発しているからこそ生まれた技術であり、どちらか一方しか開発していなければ、
このようにアイテムジャンルを超えて技術を融合した商品開発はできないでしょう。


Point3 高い開発技術を活かす体制で、顧客に付加価値を提供する。
Q4,営業面その他の強みはどんなところでしょう?

(中野)やはりスピードだと思います。
これも開発技術の高さと関連する要素ですが、当社ではお客様から試作を依頼されて提出するまでの期間を最長20日間と決めて対応しております。
通常、メイクアップ化粧品の開発において試作品の提出期間は1ヶ月程度だと聞いています。
当社は、お客様が求める色を具現化するうえで、これまでお話しした技術の蓄積によって調色の時間を通常よりも短く効率化することが可能なのです。

また、ありきたりな表現かもしれませんが、「高品質で高機能、小ロットで低価格」を実現できる体制も強みだと考えます。
高品質で高機能な商品を提供することは、先にお話ししたプロメイクで培った当社の技術力に尽きます。
小ロットについて具体的には、当社では最小ロット500個から対応している商品もございます。
近年、市場は細分化され、大量生産・大量消費の時代ではなくなりました。
当然、お客様である発売元さんは小ロットでの生産を希望されます。
これは市場の流れですから対応しなければならないと考えております。
それにも拘らず低コストを可能な限り実現できる体制が、当社には備わっているのです。
調色時間を効率化し試作品の短納期を実現していると申しましたが、開発面での効率化、それから原料加工から開発が可能、 製造ロットに合わせた多彩な製造設備が、開発から製造まで一貫したスケールメリットの実現でトータルコストを削減できているのです。
それが「小ロットで低価格」を実現している当社の強みであると思います。


最後に今後予定している活動について

今後力を入れていくこととして、大きく挙げると「開発技術の向上」と、「製品評価システムの構築」があります。
まず「開発技術の向上」についてお話しします。
メイクアップ化粧品の出来上がりは、原料である粉体のテクスチャー、感触にその良し悪しが大きく左右されます。
したがって、我々は常に新しい原料加工技術を生み出し、オリジナル原料、独自の最終製品を開発することで、発売元さんの差別化に貢献していかなければなりません。

また「製品評価システム」とは、当社で開発、製造した商品を評価するサービスになります。
メイクアップ化粧品は、色の好みなど見る人で大きくその評価が分かれます。
それらを客観的に評価できる仕組みを構築していく予定です。
メイクアップ化粧品の「色」「効果・機能」「使用感」を、当社で評価させていただくサービスです。
分かりやすく言うと、テストマーケティングを当社が組織的に代行するサービスです。






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